恋龍祭はこんなお祭りです

昭和31年、水俣港が貿易港に指定されたのを機に始まった、水俣の伝統あるイベントで、本年は第63回目の開催を数えます。

発祥当時は、「みなまた港まつり」として、水俣港に艦艇が入港するほか、港をスタート地点として仮装行列や神輿で列を作った市民が、市内中心部まで大行進する「カーニバル」や、総おどりなどのイベントも同時に開催していました。

 

そしていつの日からか、この伝統行事には街の発展や農林漁業の繁栄への願いがこめられた、神格的なお祭りへと変遷を遂げていきます。

お祭りの名前も、市内を一望する「龍山(たつやま)」、水俣湾に浮かぶ無人島「恋路島(こいじしま)」からとった「恋龍祭(れんりゅうさい)」という名称で親しまれるようになりました。

 

近年では、水俣港でのイベントは「みなまた港フェスティバル」として5月に実施し、パレードや総おどりを「恋龍祭」として7月に実施しています。